シュレーディンガーの血管

「シュレーディンガーの血管」
当直の戯れ言。
乳幼児の手がムチムチで血管が見えないということは日常的によく経験する。新人のときオーベンの先生から「どうしても血管がない、と思った瞬間からあと3カ所は刺せる場所がある。」と教わった。

最近は入院児のほとんどにPICCが挿入されているため、慣れる機会がないスタッフや若者たちの技術低下がちょっと気になるところだ。

僕の理論は「シュレーディンガーの血管」と勝手に呼んでいる。すなわち量子力学のパラドックスである「シュレーディンガーの猫」と同様、子供の手がムチムチで血管が見えないとき、皮膚の下に血管は存在しているしかつ存在していない、確率論的なモヤモヤの状態となっている。エコーを当てたり穿刺するという外的な観察が加わった時、はじめて血管の位置が決定されるのである。そして経験と勘によって、血管がある!と強い信念を持つ事によりそこに血管の位置が決定される。つまりは「ここに(血管が)ある!」という信念が大事なのである(笑)。

これを先ほど処置室で新人の男性ナースに講釈していたら、「いーからこれ手伝って下さい。」とベテランナースに軽くあしらわれた(笑)。僕の理論が一般に受け入れられる日はまだまだ遠い(笑)。

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